みなさんこんにちは!瓜です。
さて、前回は3レターコードについて紹介しましたが、
今回はその2、マルチエアポートについて説明します!
1つの都市にいくつかの空港がある場合で、その空港をまとめて一つの空港として扱うことです。
文字にしてみるとわかりづらいのでいくつか例を挙げてみます。
①東京(都市コード:TYO)
東京エリアには、HND(羽田空港)・NRT(成田空港)の2つの空港があります。
この2空港がマルチエアポートで、TYO(東京)です。
航空券を検索するときに、例えば東京発で羽田と成田どちらも含めて検索したい時は、TYO(東京)と検索すれば、羽田・成田の検索結果が表示されます。
②大阪(都市コード:OSA)
大阪エリアには、ITM(伊丹空港)・UKB(神戸空港)・KIX(関西国際空港)の3空港があります。
この3空港はマルチエアポートなのですべてOSA(大阪)としての扱いとなります。
③名古屋(都市コード:NGO)
名古屋エリアでは、NGO(セントレア)・NKM(名古屋小牧空港)の2空港があります。
この2空港がマルチエアポートでNGO(名古屋)です。
※セントレアの空港コードと名古屋の都市コードは同じです。
④札幌(都市コード:SPK)
札幌エリアでは、CTS(新千歳空港)・OKD(丘珠空港)がマルチエアポートです。
2空港ともにSPK(札幌)として検索できます。
上記のように、まとめて航空券を検索出来たり、
航空券上同じ空港として取り扱うことができるので、マルチエアポート間の乗り継ぎがあったり、マルチエアポート内で空港の変更ができたりします(航空券のルールに準ずる)。
海外にもマルチエアポートがありますので、有名なところをご紹介します。
海外のマルチエアポート
- アメリカ・ニューヨーク(都市コード:NYC)
JFK(ジョン・F・ケネディ空港)/EWR(ニューアーク空港)/LGA(ラガーディア空港) - イタリア・ミラノ(都市コード:MIL)
MXP(マルペンサ空港)/LIN(リナーテ空港) - 中国・上海(都市コード:SHA)
PVG(浦東(プードン)空港)/SHA:(虹橋(ホンチャオ)空港)
※虹橋の空港コードと上海の都市コードは同じです。 - 韓国・ソウル(都市コード:SEL)
ICN(仁川(インチョン)空港)/GMP(金浦(キンポ)空港) - イギリス・ロンドン(都市コード:LON)
LHR(ヒースロー空港)/LGW(ガトウィック空港)/LCY(シティ空港)/STN(スタンステッド空港) - フランス・パリ(都市コード:PAR)
CDG(シャルル・ド・ゴール空港)/ORY(オルリー空港) - 中国・北京(都市コード:BJS)
PEK(首都国際空港)/PKX(大興国際空港) - 台湾・台北(都市コード:TPE)
TPE(桃園(トーエン)空港)/TSA(松山(ソンシャン)空港)
※桃園の空港コードと台北の都市コードは同じです。
その他、航空会社が独自にマルチエアポートとして設定している空港もあります。
(例. JALはFUK(福岡空港)とKKJ(北九州空港)をマルチエアポートとしています)
旅行の際などに参考にしてみてください。
いかがでしたでしょうか。
難しく感じるかもしれませんが、知れば知るほど楽しくなってきます。
ぜひ、みなさまもマルチエアポートを知って、旅行の際にお役立ていただければ幸いです。